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  木造住宅


住宅を建てる上で、構造となるべき躯体をどんな材でつくるか。

木、鉄、鉄筋コンクリートが現在の主流となっている材料であり、それぞれに特徴
を持っています。例えば鉄筋コンクリートであれば強度が高く、材としての耐久性
には優れています。半面、型枠を造ってコンクリートを流し込むとい特性上から、
複雑な形状への対応は難しく、工期は長く、コスト的にもずいぶんと高価なものと
なります。また、鉄筋コンクリートにおいても中性化が進むとコンクリート自体の強度
低下や、引っ張り力を負担する鉄筋が錆びやすくもろくなってしまいます。耐久性が
ある材料のイメージはありますが、恒久的な材料ではないともいえます。
つまり、どの材料を用いても一長一短があり、それぞれの特徴を知り、長所を活かし、
短所を補うことで長く住み続けることが可能となります。

その中でも、木は親しみがありその柔らかさや質感から温かみを感じることができる
材料であり、コスト的にも、加工性にも優れ、湿度が高いときには湿気を吸収し、低い時
には湿気を吐き出す調湿作用をも持つ優れた材質と言えます。半面、お風呂のスノコに
カビが生えたりするように、多湿の状態や温度条件などにより腐朽やシロアリ被害など
はありますが、そのような状態を造らないよう適切な措置を行うことで、耐久性を伸ばす
ことができます。特に床下の湿気対策や浴室、キッチン等の水回りの防水措置を行う
こと、雨より開口部の周り等から躯体に水が回らないようし、万が一入った場合でも
溜めずに水が抜けるような構造にする、目に見えない壁体内結露が起こらないよう
断熱材をしっかりと充填し、防湿層をつくることなどが重要な点です。このような部分を
踏まえてしっかりと施工を行うことで、木造住宅に長く住みつづけることができます。

私どもは、木造枠組壁工法いわゆるツーバイフォー工法からスタートしました。

在来軸組工法が柱梁によるフレームで構成されることに対して、ツーバイフォー
は木造枠組壁工法と言われているように、木造の壁工法といった位置付けです。

ツーバイフォー工法と聞くと、ハウスメーカーが多く手掛けている住宅といった
イメージを持たれるかもしれませんが、無理もありません。
ツーバイフォーはアメリカで開発されましたが、生産性が高くかつ品質のムラがない
よう大工や職人の腕によらず一定の水準が保ちやすい工法です。そのため新規に
住宅産業へ参入したハウスメーカーの多くが採用した工法としては自然の流れと
いえるでしょう。

しかし、上記のような特徴だけではありません。床パネルの上に四角に壁パネルを
組み合わせてつくる構造体であり、壁の量は必要となりますが、阪神大震災でも証明
されたたように、耐震性能に優れています。断熱性能や機密性にも優れ、安価な
グラスウール断熱材でも高い断熱性が期待でき、省エネ効果も高い工法といえます。

意匠的には、在来軸組工法の柱や梁などの線で見せる空間に対して、壁面で構成
された空間として見せることができ、シンプルでモダンな空間を造ることができす。

現在は在来軸組工法においても、柱梁を隠してしまう大壁工法が多くなっており、
法規的な耐震基準も厳しくなる中、耐力壁の考えや床面の合成の考えなどから
合板の利用なども進み、2×4の優れた部分を取り入れてきているといった
傾向にあります。

在来軸組工法は2×4工法に比べ、スパンの飛んだ大きな空間を造りやすいといった
特徴があります。そのため、ツーバイフォーのみならず、適材適所、その要望に応じた
工法を採用しております。




断面の小さい材を釘で合板と一体化し
パネルをつくります。


工事中の外観写真




2×4(枠組壁)工法によった木造住宅事例




M.Residence Living

ツーバイフォーは断面の大きい柱梁が無い代りに、断面の小さい線材が
一定のピッチで並んできます。このリビングはその構造材であるたるきの
もつリズム感を活用した空間となっています。このような大空間は、
構造的な補強を行うことでつくることができます。、











K.Residence Living

白い壁面と開口部で構成されたシンプルモダンな空間。




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