<こうしたい、こう暮らしたい>
初めの一歩は、家に対する思いをお伺いするところから始まります。
住宅は生活の場ですからプライベートな部分も多くなります。
そのため信頼関係が必要となりますが、限られた時間の中でお会いした
その時に全て話し合える関係となることは難しく、設計のプロセスの中で
徐々に築いていくものです。設計業務のご契約前の何度かのやり取りの
中でお互いが信頼関係を築けそうだということが契約を結ぶ前提条件
となってきます。
この初めの段階で、住まいへのご要望と敷地の状況を教えていただ
きます。住まいの要望としては、お会いした時におおまかにうかがいますが、
前述したとおり短時間の中ではなかなかお互い全てを理解し切れませんが、
その要望をお互いにうまく共有することが住み心地の良い家づくりに近づく
大切な第一歩です。そこで、生活スタイルや概算予算、構造、設備、照明など
へのこだわりなどを私どもからお渡しする書式「住まいのインフォメーション」に
できる限りの内容をご記入いただきます。
これからお住まいになるご家族皆さんで話し合ってご記入いただけるとよい
と思います。ご夫妻でもやはりそれぞれに思うところがあります。書き込む
上で話し合われ一つにまとめていただくことも大事な作業ですし、まとまり
きらない場合もあるでしょう。その場合はそれぞれの要望をお書きいただく
ことで大丈夫です。
この情報を頂き私どもは、家への思いを整理し、一つの考え方を提示い
たします。場合によっては二、三の案になる可能性もあります。
その考えの内容は主に下記の内容にまとめます。
1.基本間取りの構想と建物イメージ
2.予算の組立て
大つかみに生活がイメージできるおおよその間取りと、外構工事や場合に
よっては解体に関わる工事、確認申請費用や登記費用、そして設計料も
含め家づくりに想定され得る全ての予算を概算ではありますがご提示します。
この内容をもって、設計契約を結ぶことができるか判断していただきます。
(この段階で以前設計を行った住宅を参考にしたいという場合はできる限り
対応致します)
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